一身を投げ出すとは、行動に移すということだ。いろいろ不安があっても、それを受け止めつつ、なお前進すべきなのだ。

自分にはできる、あるいはできるようになりたいと思ったら、ともかくはじめること。大胆さが才能を生み、力を生み、魔法を生む。—ゲーテ

やろう思えば、できないことはない、やろうと思えば夢はかなうのだということを、人々に気づいて欲しい。—テリー・フォックス(一九八〇年)

『ザ・ビジョン 進むべき道は見えているか』は、エリーとジムが対話する物語を通して、「ビジョン」に必要な要素や考え方が述べられている本。

訳者の方のあとがきが端的にわかりやすく本の内容について書いてくれている。

すぐれたビジョンには「有意義な目的」「明確な価値観」「未来のイメージ」の三つが要求される

自分の葬儀でどんな追悼文を読んでほしいか

ノーベルは生存中に死亡記事を誤って書かれ、その記事にダイナマイトによる「破壊」のことばかりが書かれていたことにがっかりする。
そこからノーベルは「平和」によって人々の記憶に残るよう舵を切る。

スティーブ・ジョブズのスピーチにも最後の日を意識した一文がある。

If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?

追悼文や最後の日を意識することはビジョンの1つの表現方法であり、「目的」を持つことで全速前進(Full Steam Ahead)することができる。